HomePod miniの新色を実際に試してみた [動画]c

数ヶ月前、私の初代HomePodが壊れてしまいました。早すぎる故障は、おそらくソフトウェアアップデートの不具合による不運な副作用でしょう。Appleは今年初めに初代HomePodの販売を中止したため、もう販売していないので、HomePod miniを購入するか、中古のHomePodを買うか、あるいは全く別の製品を探すしかありません。

初代HomePodのような素晴らしい音質は備えていませんが、HomePod miniは優れたスマートスピーカーであり、他の点でも初代よりも優れています。先週、HomePod miniの3色追加が発表されたので、HomePod miniの優れた機能をいくつか改めてご紹介する良い機会だと思いました。

Appleの2021年MacBook Proイベントで発表されたHomePod miniには、ブルー、オレンジ、イエローの3つの楽しい新色が加わりました。これらのカラーは、miniの発売時に登場したブラックとホワイトのカラーオプションに加わります。初代HomePodにはこのようなカラーオプションはありませんでしたが、いつも同じ退屈なデザインに飽き飽きしているなら、HomePod miniは環境に彩りを添えるのに最適です。

新しい3色のカラーバリエーションをすべて実際に試してみた結果、黄色と青が私のお気に入りです。オレンジ色のHomePod miniはちょっと好みではなく、オレンジよりも赤の方がずっと良かったと思います。新しい3色のカラーバリエーションはすべて、オリジナルの白いHomePod miniと同じように、白いタッチパネルが付属しています。

ビデオ：HomePod miniの新色を実際に試す

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これまでのHomePodと同様に、新しいカラーオプションには、新しい筐体にマッチしたカラーマッチングの電源ケーブルが付属しています。その外観は、現在のiMacに同梱されているLightning - USB-Cケーブルに非常によく似ています。

カラーオプションを除けば、これらのHomePod miniモデルは以前のブラックとホワイトのモデルと全く同じです。単に家中にHomePodを追加したいという場合を除き、技術的な観点から既存のHomePod miniスピーカーからアップグレードする理由はありません。

とはいえ、HomePod miniは楽しいカラーバリエーションを試すのに最適な製品です。このスマートスピーカーのカラーバリエーションはこれで最後ではないような気がします。

価格

Appleは最終的に初代HomePodの価格を50ドル値下げしましたが（その後完全に廃止されました）、発売当初は350ドルという高額でした。現在のようなスマート機能の多くを欠いていたスマートスピーカーに、これはかなり高額な価格設定でした。そのため、初代HomePodは発売当初から苦戦し、発売後数年経ってもまだ販売されていたため、当初の予定販売数を使い切ることはできなかったようです。99ドルというお財布に優しい価格設定のHomePod miniには、そのような参入障壁はありません。

音質

初代HomePodと比べると、HomePod miniの音質が劣っているのは否めません。HomePod miniを2台ステレオペアで使うと、HomePod miniを1台使うよりもずっと良い音質になりますが、それでも大型のHomePodを1台使う方が、特に低音の多い音楽を再生する際にはより良い音質だと思います。フルサイズのHomePodを2台ステレオペアで使う場合と比べると、特に低音域では、全く及ばないほどです。

オーディオ愛好家にとってHomePodの真の代替品ではないものの、HomePod miniはサイズの割に音質が良いです。360度オーディオを出力し、どこに置いても空間を音で満たすように設計されており、内蔵のApple S5チップがコンピュテーショナルオーディオを実現し、音質をさらに向上させます。

どこにでも置けます

初代HomePodは巨大ではありませんが、HomePod miniと比べるとかなり大きく重いです。miniはサイズが小さいため、初代HomePodが置けなかった場所にも簡単に設置できます。価格を除けば、その小型な形状こそがHomePod miniの最大の利点と言えるでしょう。比較的安価でコンパクトなため、キッチンのような人通りの多い場所では、大型のHomePodよりもはるかに優れています。

Apple TVコンパニオン

HomePod miniスピーカーは、Apple TV 4Kとの完璧なパートナーになります。実際、大型モデルと同様に、HomePod miniスマートスピーカーのステレオペアは、Apple TVのデフォルトのサウンド出力として使用できます。

数ヶ月前から、Apple TVでオリジナルのHomePod miniスピーカー2台を使っていますが、とても気に入っています。もちろんサラウンドサウンドではないので、その点では専用のホームシアターシステムにはかないませんが、映画、ゲーム、Apple Musicなどに最適な、音質の良いソリューションです。

現在ベータ版のeARCオプションもあり、HomePod miniのスピーカーをテレビに接続された他の入力ソースの出力として使用できます。私は48インチのLG CXでこの機能を使って、Nintendo Switchの音声をHomePod miniのステレオペアに直接出力しています。ベータ版なので時々不安定ですが、ソースに関係なくすべての音声が同じ出力に送られるシームレスな体験が気に入っています。eARC設定は、「設定」→「ビデオとオーディオ」→「オーディオ出力」→「オーディオリターンチャンネル（ベータ版）」にあります。この機能を使用するには、テレビの設定でもeARCを有効にする必要があります。

HomePod miniをApple TV専用スピーカーとして使う上で最もありがたいのは、電源接続以外に配線が一切不要なことです。HomePod miniを2台接続すれば、非常にすっきりとしたスピーカー構成になり、テレビの標準スピーカーよりもはるかに優れた音質が得られます。

シリ

HomePod miniの優れた点の一つは、ノイズキャンセリング機能を備えた4つのマイクを搭載していることです。これにより、騒がしい環境やスピーカーから遠く離れている場合でも、「Hey Siri」と話しかけることでSiriに話しかけることができます。

Siri は、時々、応答が支離滅裂だったり、待ち時間が長かったり、時々機能しなかったりして、私をイライラさせますが、HomePod が初めて市場に登場したときよりも、エクスペリエンスがはるかに向上していることは否定できません。

HomePodの発売当初に最も顕著な欠陥の一つは、複数のタイマー設定がサポートされていなかったことです。もちろん、Appleは最終的にこの問題を修正し、ユーザーエクスペリエンスの改善を続けています。例えば、インターコム機能を使って他の家族とコミュニケーションをとれるようになったほか、パーソナルリクエストも改善され、最大6人の家族の声を認識できるようになりました。

現在 HomePod mini で利用できる機能強化の一部をご紹介します。

複数タイマーのサポート
他の家族と通信するためのインターホン
音楽の引き継ぎ
パーソナライズされたリスニング提案
マルチユーザーサポート
Apple TVのデフォルトスピーカー

ソフトウェアアップデート

Apple S5システムオンチップを搭載したHomePodは、iOSベースのソフトウェアを搭載し、Appleの他の製品と同様に無線（OTA）によるソフトウェアアップデートを受信できます。AppleはHomePod miniに、出荷時には提供されていなかったいくつかの新機能を既に追加しており、今後も追加していく予定です。

プライバシーとセキュリティ

いわゆる「常時リスニング」スマートスピーカーの最大の懸念事項の一つはプライバシーです。まず第一に、HomePod miniはユーザーのリクエストを認識する前に「Hey Siri」というキーワードだけを聞き取ります。また、このキーワードを完全に無効にして、物理的なタッチでSiriを手動で起動するオプションもあります。

Siriに何かを頼んでも、そのリクエストはメールアドレスやユーザーIDなどに関連付けられません。Appleは代わりにランダムな識別子を使ってリクエストを関連付けます。また、メッセージの再生など、一部のリクエストはiPhoneと連携してデバイス上で直接実行されるため、Appleに情報が送信されることはありません。

HomeKitコントロールとThreadサポート

HomePodを生活に取り入れる最大のメリットの一つは、HomeKitデバイスコントロールです。ドアロック、照明、サーモスタット、テレビなど、HomeKit対応のスマートホームデバイスをすべて、声だけで操作できます。

さらに素晴らしいのは、Apple TVや初代HomePodのように、HomePod miniはHomeKitハブとして機能できることです。HomeKitハブを使えば、外出先からスマートホームデバイスを操作できます。私は外出中にドアロックの状態を確認したり、室温を調整したり、カメラを確認したりするために、この機能をいつも使っています。

初代HomePodとは異なり、HomePod miniはThreadネットワークプロトコルをサポートしています。Threadは、Appleを含む複数の企業で構成されるThread Groupによって運営されています。Apple初のThread対応製品であるHomePod miniは、スマートライト、ロック、センサーなど、他のThread対応デバイスと通信できます。

実際には、Thread対応により、SiriにThread対応スマートホーム製品の操作を依頼する際の応答時間が短縮され、リクエストの失敗回数が減り、遅延も少なくなります。これは基本的に、スマートホームデバイスの操作をより信頼性の高いものにするための手段です。NanoleafのThread対応Essentialsライトを試してみましたが、接続は非常に安定しており、応答性も非常に良好でした。

USB-C接続

HomePod miniのUSB-C接続は、付属の20W電源アダプターに接続できるだけでなく、スマートスピーカーをMacに接続してソフトウェアを復元することも可能にします。HomePodが文鎮化し、ソフトウェアを復元できないという経験をしたことがある私にとって、このUSB-C接続は大きな安心感を与えてくれます。

今後のApple Music音声プラン

Apple Musicの定期購読者でない方も、Appleは最近、HomePod miniに最適な音声のみのApple Musicプランを発表しました。このプランは月額4.99ドルで広告なしのApple Music Voiceプランで、Siriコマンドを使って曲、プレイリスト、ラジオ局などを再生することのみを目的として設計されています。このプランの欠点は、ビジュアルUIがないため、曲、プレイリスト、ラジオ局のリクエストはすべてSiriのみで行えることです。